Blink.

こんにちは、はじめまして。

女として生きるの、つらいときある。


最近、ジェンダーについてとか
性的マイノリティーに関する話題が多い。

そういうニュースを目にする度に
「性」って利用されるものだなと思う。
特に女の性は。

先週くらいに見たニュースで
とても悲しい思いになったのはこれ。


まあこの件だけでも結構ショッキングだけど
あるラッパーの人が環境が整ったら
あの年代がやっちゃうのはしょうがない、
この状況でやらない生徒はマトモじゃない。
みたいなこと言っててさ。

すごく暗い気持ちになったのだよね。
できる環境にしてしまった学校が悪い、
っていうのはわかるけど
環境整ってもやらないのがマトモな人間だし
お金落ちてても交番に届けるのがマトモだよ〜

若い子にそれ言っちゃったら
そういう思考が続いていくよね。
それで大人になってまた若い子がやっても
そういうもんだ、で済ますんでしょ。

こういうのって尾を引くんだよね。
性被害って程度の大小問わず、
記憶として一生残るからさ。

私も高校生のとき
他校の男子高校生に
田舎のガラガラの3両しかない電車で
密着痴漢されたの忘れてないからね。

初めてその被害に遭ったときは
怖くて動けず何もできずにいたら
いい獲物だと思われたようで
翌朝の電車でもその男子高校生は
わざわざ隣の車両から移動して
私の隣にやってきて同じ行動をした。
獲物として探されてたんだと思うと
ゾッとする。

こんなちょっとしたことって思うでしょ。
でも本人にとったらショックで
全然ちょっとしたことじゃないんですよ。

しかもがっつりの痴漢じゃなくて
グレーゾーンの行為で
逃げ道残してるところが最高に腹立つんですよ。
当時は本当に恐怖しかなかったけど
今は怒りが勝る。
バカにしやがって!と思うね。

ちなみにこのグレーゾーンの行為を
してくる人間は結構存在していて
大学〜専門学校に行っている間も
別の人間に何度もやられているし、
(さすがに移動できるようになった)
女性の方は経験している人多いと思う。

その当時の男子高校生は
年齢的に今は結婚してたり
子どもがいたりするのかな。
そんな人が誰かの親になってるかも
と思うと、本当に気持ち悪いね。

今回の熊本の件は同じ学校なわけで
その人とまた同じ学校で過ごすとか
無理すぎる話だなと思う。
自分が被害にあっていなくても
そんなことする人間と
同じ空間にいるの怖いでしょ。


お願いだから
若気の至りで済まさないで欲しい。
やってることは普通に性加害だから。
特に被害にあった女性たちに
そんな理由で「許してやってよ」
とか言う人が周りにいないことを願う。


女であるということは
「安全に生きること」に関しては
どうしても弱い立場になってしまう。
嫌な思いをすることや危険な目に遭うことは
本当に日常に溢れていて悲しくなる。

そしてその機会は
年齢や容姿の美醜にあまり関係なく
やってくるように思う。
強いていえば「無抵抗」そうに見える人が
狙われやすいかもしれない。


きっとあの男子高校生も
私のことなど覚えていないでしょう。
そもそも私が大人しそうな
女子高生だったから狙っただけ。
抵抗しなそうな女であっただけ。

でも私はその人が着ていた制服の
色や柄、ずっと覚えているし
定期的に思い出すんだよね。

私は女という記号(性)を持った
対象物として利用されただけなんですよ。
この悲しくて、悔しくて、
腹立たしい感情はきっと一生消えない。

そういえばちょっと前にも
映画館で少し嫌な思いをしたんだけど
それはまた別に書こうと思う。

2022

いつも早めに振り返りを終わらそうと思うのに
いつもギリギリになってしまって慌てる。
まとめようとすると、ものすごく時間がかかるので。

2022年もいよいよ大晦日
まずは私も含め、
家族全員元気に年越しできそうでよかった。

そして私の人生にとって大きな変化である、
縁もゆかりもなかった京都への移住生活を
事故もなく無事に一年終えられたことに
ほっとしている。

長くなりそうだけど(たまに端折りながら)
ちょっとずつ振り返っていくよ。

 

京都に引っ越した(2021年12月)

2021年12月19日に前職を辞め、
22日に当面の荷物を担いで京都に出てきた。
初めての一人暮らし。
床一面何もない部屋に足を踏み入れたときは
とても感慨深かった。

生活に必要なありとあらゆるものを
一つずつ揃えて、組み立てていく。
自分の「暮らし」を形作っていく。
その初めての体験がとても新鮮で
わくわくした。

新しいお仕事

転職し、1月からは新しいお仕事。
簡単にいうと公共施設でのイベント企画や広報。
先輩に何から何まで教えてもらい
なんとかイベント運営をさせてもらった。

前職の病院勤務とは全く違うけど
私にはこっちの方が合っていると思う。
普段の興味関心から企画ができるし
リサーチも苦じゃないし、
自分でいろいろ組み立てるのでやりがいがある。

もちろんまだまだ現実的には
足りないことだらけだけど。

その道のプロとお仕事させてもらえて
自分自身の世界も広がったり
刺激をもらえたり。
今年は尊敬する人ばかりに出会えて
本当に幸せでした。
感謝しかない!!

京都の街めぐり

京都に住み始めてから
休みの日にはいろんな場所へ足を運んだ。
(これについては別記事を書こう)

一人でじっくり見るのも良いし
東京の友人が来てくれて
話しながらめぐるのも本当に楽しかった。

なにしろ巡る場所が多すぎるので
まだ行けてないところたくさんあるし
京都への興味関心は尽きない。

改めてすごいところだなと思う。
今までの歴史の長さを考えたら
当然なのだけど。笑
関東民からしたら、その歴史が
なんとなく羨ましいのである。

来年も京都のみならずその周辺地域も
開拓していく所存!
とりあえず今は奈良と近江八幡に行きたい。

落語が熱い。

なんといっても今年は自分の中で
落語の世界を広げた一年だったように思う。

一人暮らしだと作業しながら
何か聴きたくなるので以前からよく
落語を聴いていたのだが
せっかく関西に来たので上方落語を…

と思った結果どっぷりハマった。

まずは昨年NHK新人落語大賞で優勝した
桂二葉さんにハマり、そこから
たくさんの動画やSNSを見る内
いろんな噺家さんが気になり始めて
少しずつ実際の落語会にも出向くように。
私、気になりだしたら止まらないので…

桂二葉さんを筆頭に、
桂よね吉さん、桂佐ん吉さん、桂吉の丞さんの
落語会に伺いました。
(そういえば3人とも吉朝一門…)
もちろんまだまだ気になる噺家さんは
たくさんいらっしゃるんで来年も
どんどん出向きます~~

上方落語にハマるきっかけをくれたのは
桂二葉さん。

ご陽気な声にいつも元気をもらっています!
初めての一人暮らし、寂しさを感じることも
あるかも…と思ったけど
そんな時でも笑って過ごせたのは
二葉さんきっかけにたくさんの落語や
噺家さんに出会えたから!
本当にありがとうございました!

もちろん以前から好きな一之輔師匠や
喬太郎師匠の独演会も行きました。
来年もたくさんの落語に触れて
笑いにあふれた年にしたいねえ。。

文楽、初体験。

文楽って名前しかよく知らなかった。
(おそらく)関東民にはあまり馴染みがない。

大阪には国立文楽劇場がある。

そこで「桂二葉のおきらくぶんらく」という
イベントがあって参加してみた。
文楽見たことないし、二葉さんに会えるなら
っていう軽い理由で。
その日、私は初めて出会った生の文楽
度肝を抜かれた。恋に近い感覚。
終わってしばらく言葉が出ずに
ぽ~っとしたまま京都に帰った。

想像と全然違ったのだ。
これが生鑑賞のすごいところ。
この話も長くなりそうだからまた別で書こ。
年またぐけど。笑

でも本当に芸の鑑賞は生に限る。
想像や映像で見るのとまるで違う。
テレビなんかでなんとなーく知って
別に興味ないなって思って遠ざけるのは
本当にもったいない。
何事も経験だと思って一度足を運んでみてほしい。

思いがけない扉が開くことがあるから。

 

意図せず、バズる。

10月頭の出来事。
ツイッターのサブアカ(本名じゃない)で
ぽろっと呟いたことが
まさかの4万いいねに到達。


通知が止まないってこういうことなのか、と。
やっぱりバズると一定数の
ちょっとおかしいリプ、引リツって来るね。
毎日バズってる人、大変やな~~
でもミーハーなので、
もっと伸びろ!って思ったりもした笑

 

京都暮らしを始めて。

なんとかなるだろう!と昨年末に
家を出て、期待に胸を膨らませ
始まった京都生活、一年。
本当になんとかなったし
とても楽しい一年でした。

移住を決める前は反対もされたけど
私は期待と希望しかなくて
その思いにしたがって行動に移して
とても良かったと思っています。

京都は街自体が文化都市であるし
いろんなものへのアクセスがとても良い。
私の興味関心を満たしてくれるものに
溢れている街。
地元にいたら手にできなかった今の生活。
自分には結構合っていると思う。

病院で朝から晩まで仕事して
車で家と職場を往復する生活より
電車に乗ってバスに乗って
街を歩いてお買い物にいって
川や緑や史跡を横目に
一日一日を振り返れるような
そんな今の暮らしが私は好きです。

ずっと先の未来を
見据えているわけではないのですが
数年はこの暮らしを続けてみたいと
思っています。


2022年の素敵な思い出をありがとう。
来年も新たな京都の魅力を見つけながら
それぞれの季節を大事に生きたいと思うよ。
どうぞよろしくね。

そしてこんな今の私を支えてくれている
職場の方々、友人たち、家族
ありがとうございました。

定期的にごはんに付き合ってくれたり
京都まで遊びに来てくれたり
毎日のようにLINEに付き合ってくれる友人たち。
皆のおかげで孤独はまったく感じませんでした。
本当にありがとう!

それでは最後に年末恒例、
南座の「まねき上げ」を。
(歌舞伎まで手を出したら金銭的に
 生活が成り立たなそうなので
 まだ南座には行っていません笑)

 

みなさま、良いお年を!

「体育」という地獄

個人的にちょっと恐ろしいなと思うニュースを見つけて
嫌な記憶を掘り起こしてしまった。


内定式で運動会…。ぞっとした。
楽しそう、仲間との絆が深まりそうと思う人もいるのだろう。
そんな人が心底羨ましい。

 私は筋金入りの運動音痴で、
おそらく学校一で足は遅かったし、跳び箱も跳べたことがない。
鉄棒の一回転もできないし、大縄跳びも中に入れない。
と、まあ例をあげたらキリがない。
そんな私にとって体育の授業や運動会は地獄でしかなかった。

みんなと同じ技ができないから
体育館の端で一人だけ別メニューをこなす。
団体競技で足を引っ張ってがっかりされる。
大縄に入ることができなくて
連続記録を止めてしまう、
また入るタイミングを周りにコールされる。
「できない」ということを人前に晒され続ける
あの惨めさは今思い出しても涙が出る。

勉強はたとえテストの点数が悪くても
それがクラスメイトに公表されることはない。
責められることもない。
なのに、なぜ望んでもない運動を強いられ、
こんな嫌な思いをしなければならないんだといつも思ってた。
著しく自己肯定感の低かった当時の嫌な記憶を
このニュースで思い出した。

 

会社の中で有志が集まるスポーツサークルは
よく聞くし、前の職場にもあった。
うん、それはいいと思う。

問題は「内定式」ってところだ。
内定者がお互い、そして先輩と交流を
深める目的なんだろうから、おそらく全員参加だろう。

これから一緒に働く仲間と初めてちゃんと
交流を持つ機会なのだろう。
おそらく、というかほぼNOは言えないだろうな。
心理的に。

私がこの場にいたらと思うと心底つらくなった。
別に勝ち負けじゃない、とか
周りはそんなこと気にしていないという人もいるだろう。

でもこれは他人がどう思うかという問題じゃない。
自分自身が惨めでつらいのだ。
私が内定者なら案内が来た時点で辞めたくなると思う。

せっかく働くと決めた会社なのだから
やむなく参加したけど、つらかった人もいるだろうな。

しかもメディア取材が入ってて
楽しんでる雰囲気出さなきゃとか
恥ずかしい姿を晒さないようにしなきゃとか
いらん精神的苦労があっただろうな…と考えてしまう。

大人になって一番よかったと思うのは
体育の授業がないことだと思っているんだけど
社会人になる矢先にこんな機会が設けられているとは
思わないだろうな。
運動会なんてものは好きな人だけでやってほしい。


体を動かすこと自体は否定しないし、必要なことだと思う。
私もものによっては好きだ。
ただ望まない運動や競技をしたくないだけ。
そしてそのレベルや評価が目に見える形にされたくないだけ。

体育の授業も、難しいだろうけど
形態が変わったらいいのにな、と思う。
ゆるゆるランニングしたり、
ウォーキングしてるだけじゃダメですか…

これってわがままなのだろうか。

 

花山天文台に行ってきた。

去る5月7日(だいぶ前)
京都市山科区にある花山天文台に行ってきたので
簡単なまとめを残しておきます✍️
正式名称は
京都大学大学院理学研究科附属天文台 花山天文台


1929年に設立された京大の研究施設で
歴史と伝統のある天文台
存在はなんとなく知っていたのだけど
調べてみたら土日公開や観望会をやっているとのことで。

何種類かコースがあったのだけど
太陽観測がメインのようだったので
太陽スペクトル観望コースに参加することに。


京阪バスの土日祝しか運行しないコースで
「花山天文台阿含」まで。
ちなみに京都市内が一望できる、
将軍塚青龍殿にもこのバスで行ける。

バスを降りてからもちょっと歩く。
こんな感じの道。

バス停〜天文台間の道。(これは復路)


この日は本当にお天気がよくて
爽やかな空気で歩くのが気持ちよかった。
聞き覚えのない虫の声がたくさんしたので
動画撮って兄に聞いてみたらハルゼミだった。

10分ほど歩くと見えてくるのがこれ。

年季入ってて歴史感じる。

とってもわくわくします。


今回わたしが参加した
太陽スペクトル観測コースの概要はこちら。

www.kwasan.kyoto-u.ac.jp


本館

まずは本館に集合して
太陽観測の第一人者、柴田一成先生から
花山天文台の歴史について
京大の天文台(飛騨・岡山)について
太陽観測についてのお話を聞く。

本館の入口


わたしは太陽に関しての知識がほぼないので
柴田先生のお話はとてもおもしろかった。
とくに恒星スーパーフレアのお話。
太陽でもしこれが発生したら、
通信・電気・人工衛星などに
めちゃめちゃ大きな影響が出るらしい。

オーロラなんかもフレアによる磁気嵐が起因して
見える現象なんだって。知らなかった…
割と我々の生活に直結する話が多くて
太陽系の中で影響し合って生きてるんだな、と
当たり前のことを実感したりもした。
なかなかこんな著名な先生のお話を
直に聞く機会もないのでとてもよかった。

お話を聞いた後は天文台内の施設見学。

本館ドーム脇から外に出ると京都の街

45cmの屈折望遠鏡

ひたすらにかっこいい。
ずっと眺めていられる。

Queenのギタリストで天文学者 Brian May来館時の記録

Brian Mayのサイン✍️

太陽館

続いては太陽館へ移動🚶‍♀️
建物全体が「太陽分光望遠鏡」として機能している。

太陽館の外観

70cm シーロスタット鏡

ここで太陽の光を反射させて
分光器を通してスペクトルを取得するのだそうだ。

実際に見た太陽スペクトル(黒い縦線)

かなりはっきりと線が見えた!


スペクトル観測というものを初めて知って
なんとも難しい世界だな…と思ったけど
こうやって目で見える形でわかると感動する。
太陽もリアルタイムで生きているんだなと実感する。
(当たり前ですね)

 

別館

お次は別館へ移動🚶‍♀️

左が別館、右の低い建物が歴史館
奥のドームが本館


ここには1910年にドイツから輸入した
ザートリウス社製の口径18cm屈折望遠鏡が。


現役としては日本最古の望遠鏡のデータが
今でも最先端の研究に用いられているのが
本当にかっこいい。素晴らしい。

望遠鏡が空に向かっている姿がたまらなく好きだ。


ここでは主に太陽フレアの観測。
実際にここで観測できたデータや
写真や動画を見せていただいた。
リアルタイムの映像もモニターに映してくれた。
本当に知識が薄くてお恥ずかしいのだけど
だからこそ聞くお話全てが新鮮でわくわくして
本当におもしろかった。

スーパーフレア
本当に本当に起きて欲しくないなあ。


歴史館

続いてはお隣の歴史館🚶‍♀️

レトロな外観

以前は観測する場所としても使われていたようだけど
今は過去の資料や機材が展示されている、
ミニ博物館になっていました。



とまあ、こんな感じで
2時間ほどの観望コースが終わりました🌞

基本どこでも写真撮影可だし
現役研究者の方のお話が聞けたり
解説付きで館内を存分に回らせていただき
かなりかなり満足度の高い見学会でした!

帰り道の満ち足りた気持ちたるや…
素敵な1日となりました。
歴史のある大学の研究施設をこうして
見せていただくことってありがたいですね。
宇宙への夢やロマンが広がりました。

当日ご対応くださったスタッフの方々
先生方、柴田一成教授
本当にありがとうございました🙇‍♀️

 

ゆるゆるGW。

今年のGW、
3日間お休みをいただけました!
GWを感じられるなんて何年ぶりでしょう…
病院勤務時代は連休はなかった。
月初だからレセプトはあるし
帰省客・観光客で休日外来が忙しいからね。

来月帰省する予定があるので
今回は京都の中でまったり過ごしました。


📚春の古書大即売会📖

3日。
開催前に予告ポスターを見ていたので
気になっていました。
毎年やってる催しだけどコロナで
何回かお休みしていたらしい。
開催地は岡崎のみやこめっせ

みやこめっせ入口にて。

弓道かなんかの大会みたいなんやってて
道着?姿の人がたくさん。

古書の会場はいくつもの古書店
広い展示場みたいなとこに出店してて
それこそ古本というよりガチの古書が
たくさん置いてあって興味深い。
だが本当に多くて見切れない。
人もまあまあいたので思うように見られないとこも。

そんな中での収穫。

『とれたての短歌です。』が大好きだったので即決。
あの広さでこれを見つけられただけでもよかった。

それだけで満足し、会場をあとに。
岡崎エリアをぼんやり散策。

山の緑が見頃な萌黄色で惚れ惚れした。

この辺りは美術館や平安神宮、公園もあるので
大変賑わっていました。
ロームシアターのとこのスタバは
いつも以上に行列ができていました。
あそこが空いてるの見たことないや。
天気がものすごく良くてね。
快晴かつ湿度もなくて最高の気候。

大好きな白川沿いを通って駅まで。

ずっと眺めていたくなる清らかさ。
🍡祇園饅頭のお菓子🍡

東山駅出口すぐの「祇園饅頭」さん。
こちらへ引っ越す前に旅行で来てた時
よく京都観世会館へ行ってたんだけど
そこに向かう時、いつも気になってたお店。

こどもの日が近いこともあって
無性に柏餅(というかあんこ)が食べたくなり
いい機会だから寄ってみる。

行列に並ぶ。

風情がある。

この「粽(ちまき)」という文化。
どの和菓子屋もこれを用意してる感じで
わたしのとこ(関東全域?)にはないから
驚いた風習のひとつ。
まだまだ知らないことってあるんだなあ。

よもぎ餅と柏餅が食べたかったんだけど
わたしの数人前で売り切れてしまったので
桜もちと柏餅にしました。
柏餅はあんことみそあんの二種✌️

祇園饅頭」の字体すき。

葉のいい香り。

ほんのりピンクがかわいい。

なめらかボディ。みそあんも合う!

お家でゆっくりいただきました。
気持ち的にも満足度の高いおやつ時間。
GW満喫してる感!

天気が本当に素晴らしく良かったので
歩いて帰ることに。
おなじみの鴨川沿い。

ヨーロッパの夏みたいな爽やかさ。

歩いているだけでただただ癒しの風景。

鴨川沿いを歩いていると
なぜだかいつもスーラのこの絵を思い出す。

ja.wikipedia.org

川沿いで語らってる人とか
犬の散歩してる人とか
こういう場所で余暇を過ごす人たちが
感じていることって
どこの国も時代が違っても変わらなかったりするのかな。
とか考えたりして。

 

✨はじめての金閣寺

4日。特にやることもないけど
どこかに出かけたい!何かしたい!
どこ行こう〜〜と考えてて
そういえば金閣行ったことないわ、
と思い立ち…

修学旅行の時は班行動のコースから
金閣は外してしまったし
個人的に旅行するようになってからも
特に興味を引かれなくて
後回しにしていたので初訪問。

現地へ向かう途中に気づいた。
すでに道中がめっちゃ混んでる!
GWだから当たり前やん!
いつでも来れるのに
なんで大ベタな観光コースに
してしまったのだろうか…
と思いつつ、もう出てしまったので
そのままゴー🏃‍♂️

周辺はもう人に車に大混雑。
そらそうだわ。
自分も観光客気分で臨む。

中へ進むと入場口が
テーマパークみたいに整備されていて
観光業マネーすごい!お寺じゃないみたい!
と変なところに感心。

ドン!と最初に見えるインパクト。

え!!もう???
こんなこと言ったら怒られそうだが
割と出落ち感があるというか。
もっと奥まったところにラスボス的に
現れるのかと思ったら最初に出てきて驚いた。

でもなんか有名人に会った気分というか。
これがあの!世にいう!教科書で見た!
っていう類の感動があった。

裏から見た金閣

白地がなんか違和感。笑

やはり前から見た方がベストバランス。
遠目から見る池に浮かぶ姿が一番きれいだな。

そのあとはお庭を歩いて巡る。

菖蒲の花は季節を感じるね、良い。

お庭もなかなか広かったけど
やはり最初がクライマックスで
他はあまり印象に残らず。笑

わたしは総合的に見たら銀閣の方が好きだけど
雪が降ったらめちゃめちゃ美しいだろうなあ。
京都観光の要所の一つを
ようやく押さえられてよかったです。


GWに街に出てみて
外国人観光客も徐々に戻ってきてるように
感じました。
特にアジア圏の人が多かった印象。
韓国系、東南アジア系あたり。

コロナになってから引っ越してきたので
暮らしの中で観光客の存在を
あまり感じてはこなかったけど
観光業もかつての活気を取り戻すといいですね。

そこそこ遊べて、ゆっくりもできて
いいGWでした。
全日通してお天気がよかったのが
気持ちがよかったです☀️


桜の季節を過ごして

 

春です。気持ちの良い季節です。
暖房も冷房も必要ない、
この季節が一番いい。
体にも、きっと地球にも🌏

学生時代は新しい環境が苦手で
一番嫌な時期だったけど、
大人になってからは一番好き。

それもそうだよね。
生物学的にはそれが一番正しいはずだ。
日が長くなって
いろんなところでお花が咲いて
暖かい空気に包まれて
「蠢く」という言葉どおりに
心も体もうずうずしてくる。

そんな部分を毎年自覚するたびに
自分も地球上の生命体の一つなのかと
大袈裟ながらしみじみ思う。

そんな生きてる実感みたいなのが
なんとなく嬉しかったりする。

京都で迎える初めての春。
お花の名所があり過ぎるくらいで
当然まわりきれていないけど
身近な生活圏にも溢れていたので
結構それで満足してしまいました🌸

ということで私が見てきた、
今年の京都の春を載せていくね。

3月末の二条城。

まだソメイヨシノは3分咲きくらいだった。

めちゃめちゃ良い位置に陣取る鳥さん

堀川通。この水路の脇を歩くの好きなんだ。

 

4月1日!新年度!
仕事のSNS用に写真を撮りに出向いた北山。
「半木の道」の近辺。
辺りは一面、春の色。しあわせ。

これは鴨川、じゃなくて賀茂川

続いてゆく桜並木。温かさが伝わってくるようでしょ🌸

穏やかな風景。風強かったけど。

満開になりたてでふくふくのソメイヨシノ。かわいい。

おそらくカムカムの撮影地の近くのはず。

やっぱり桜には空の青がよく似合う。

良い夢を見てるみたいだった。



これも4月の頭。
満開になった二条城の桜。
「NAKED FLOWERS 2022」というイベントの
夜桜ライトアップやプロジェクションマッピング

ちょうど満開になったタイミングだったから
予想以上の長蛇の列。
入場までに1時間待った😂

スマホで桜診断して、その色の提灯を持つ、っていうやつ。
わたしのは「御所御車返(ごしょみくるまがえし)」。

壁にはこんな感じで。

夜桜撮るセンスないかもしれない。

やっぱ実物のが何万倍もきれいだね。写真むずい。

夜の桜撮るのめっちゃ難しかったけど
満開の桜に溢れていて圧巻の景色。
桜には青空が一番合うと思っているけど
夜桜の良さも知った。

 

 

4月6日。
マスク生活がこうも長いと
車通りの多い道でも外気が心地よく感じてしまう。
最後の余力をめいっぱい出し切って
咲いてる姿が愛おしい。

桜舞う中、スーパーからの帰り道。

荷物の中に迷い込んでた。



ソメイヨシノもすっかり葉桜になり、
続いては八重桜の出番。
品種はわからないけど😮

遠目で見ると、小さな色付き綿菓子みたい。


八重桜も枝にぽんぽん咲いてて
ふかふかしてそうで可愛かった〜

春は、やっぱり切なくもなるけど
そういうのも引っくるめて
今は好きだと思えるようになったし
春を待つ楽しみみたいなのも
感じられるようになった。

すぐ終わっちゃうけど
きっとすぐ終わっちゃうのが
いいのよね。
これからは新緑がどんどん
ギラギラしてくる季節だ😎

京都のこれからは暑そうだなあ。
熊谷で鍛えたとはいえ、
私の体がどこまで通用するだろう笑
覚悟しなきゃ!

今は全ての季節で見る景色が初めてだから
全部楽しみたいな。
それではまた。


『カムカムエヴリバディ』に思うこと。

親子3世代 100年の物語をテーマにした朝ドラ
『カムカムエヴリバディ』が先週4月8日に
最終回を迎えた。
新しい朝ドラが始まって一週間経ったわけだが
私はまだカムカム余韻の中にいる。

今まで見た朝ドラで好きな作品はいくつかあるが
その中でも『カーネーション』と
ちりとてちん』は別格で、
カムカムは『ちりとてちん』を手掛けた、
藤本有紀さんの2作目の朝ドラ。

あのちりとてを手掛けた藤本さん、
と聞いただけで期待値が爆上がりだったわけだが
最後まで密で濃厚な人間ドラマを見せていただき
本当に充実していた。楽しかった。
本当にそう思える作品に出会えることって
稀少なのだ。

 

このドラマを見ていると、
ちりとての時と同じ感覚を抱くことが多くて
よく思い出していた。

どちらのドラマも出てくる人たちがね、
みんなすごく愛おしい。
それぞれがそれぞれの歪さを持ってるんだけど
お互いが作用しあって、その角を補って
表面の粗い一つの大きな丸を
少しずつ形成していくような。
そして私はその人たちの人生を
ずっとそばで見てきた感覚で
いつの間にか他人とは思えなくなっている。
ドラマなのにね、不思議だよね。
だから一緒に笑うし、一緒に涙が出ちゃう。


藤本先生が描く人の繋がりが好き。
縦、横、斜めにも糸をめぐらした、
ぎゅっと目の詰まった織物みたい。
私の人生もきっとこうなのだと思う。

意識のないところで、
いろんなモノといろんな人と
重なり合って、すれ違って、
いつの間にかその端っこが頬をかすめてて

まだ気付いていない何かの縁が
視界の隅に存在してたりするのかもしれない。

そうやって私もいろんな人の人生の
間を縫うように生きているんだろう。

私の人生だけど、私だけの人生じゃないなと。
当たり前か。笑

 

でもそんなふうに気付きがあったり
自分の家族や周りに思いを馳せてみたり
足下を振り返らせてくれる藤本先生の作品が好き。
そして完走した時の充実感。
素敵な作品を本当にありがとう。

最後に。一つ紹介したい曲が。
ドラマの中で重要な役割を持ったジャズの名曲
「On The Sunny Side Of The Street」。
「日なたの道を行けばきっと人生は輝く」、
その言葉通りのエンディングで
ストーリーのテーマを表した曲だった。

この曲を聴くたびに思い出してた別の曲がある。
「Pennies From Heaven」。

www.youtube.com

曲の歌詞が素晴らしくて。

タイトルはそのまま慣用句として
「思わぬ幸運」とか「棚ぼた」的な
意味合いで使われることもある?らしい。
あとは「天の恵み」とか?

でも私としては少し違う印象を受ける。
これはサニーサイドと真逆の位置からの
人生讃歌なんじゃないかと。

歌詞の好きな部分。

Trade them for a package of
Sunshine and flowers.
If you want the things you love,
You must have showers.
So when you hear it thunder, don't run under a tree.
There'll be pennies from heaven for you and me.


いい日ばかりが続くわけじゃない。
摘み取ったものを
手放さなきゃならない時もある。
雨に降られる日もある。
でも、つらい日々もムダじゃないよ。
いつかそれが君の糧になる。
だから恐れずに踏み出してみよう。
きっとそれは私たちに幸運を降らせる雨だから。

みたいに思えませんか?
めちゃめちゃ私的な意訳で恐縮ですが。

太陽も雨も人生にはどちらも必要だから、
だからこそ人生って成り立っていくものなのかも。
対極にある両曲から感じたことは、
やっぱり「Life can be so sweet」!

ジャズスタンダードってこういう
「生きるっていいなあ」と思える曲が多くて
しみじみ良いですね。。
雨の日も晴れの日も
「Life can be so sweet」と思える日々を
過ごしていきたい。


素晴らしい余韻を残してくれたカムカム。
心に残る作品がひとつ増えて嬉しい。
改めて藤本先生をはじめとする、
全演者・スタッフに感謝したい…
見直したいと思う日が、きっと来るはず。
その時まで。一旦さようなら。
ありがとう、カムカム。