Blink.

こんにちは、はじめまして。

おじさん

 

二日前、大伯父がなくなった。

来月93歳になる予定だった。

 

いわゆる昭和の人間といった感じで

寡黙でシャイで真面目な性格だったけど

たまに垣間見える笑顔が素敵な人だった。

 

私の祖父は酒とタバコのやりすぎで

長年の不養生がたたり

私が生まれる前から体を壊していたし、

私が物心ついた時には若いのに

杖をつかないと歩けなくなっていた。

 

そんな祖父だったから

母は小さな時からものすごく

苦労して育ったのだ。

 

だから母にとって

伯母、伯父、叔父は大きな存在で

ものすごくお世話になったらしい。

もはや親のような存在かもしれない。

 

 

私も幼少期は随分とお世話になった。

両親が共働きだったし

祖父は足が不自由なので

小さい頃はお祭りに連れていってもらったり。

 

キャップを被って

自転車でよく家に遊びに来てくれたなあ。

 

ここ数年は認知機能が悪くなり

会話もできないような状態だったけど

私にはまだ元気なあの日の大伯父の姿が

脳裏に焼き付いている。

 

おじさんありがとう。

お母さんとおじいちゃんを支えてくれて。

困難な状況にいた母に

希望を与えてくれた一人だと思います。

ありがとう。

おかげで私がここに生きています。

 

決して目立たないけど

主張しないけど

静かな優しさを私たちはいつも感じていたよ。

 

大切な人を見送るのはつらいけど

92歳、大往生です。

おばさんと随分長く離れていたから

向こうで二人、穏やかな日々を過ごしてね。