「すき」だった人。
いろんな名前のつく関係とは違う。
存在を認めてくれた人。
わたしの頭の中の世界を
「おもしろいな」っていって
笑ってくれるのが嬉しくて
わたしこのままでもいいんだな、って
思わせてくれた人。
それはただ、その人の
「やさしさ」であったわけだけど。
「すき」だけど「恋人」は望んでいなくて
ただそばにいて、お話をしていたかった人。
でもそれは自分自身のエゴだから。
伝える手持ちの言葉は
「ありがとう、すき。」
しか見つからなかった。
自分のこと吐露しただけなのも
結局のところエゴになってしまったけど。
わたしにはそれ以上でも以下でもない。
数年前の5月28日は
7年前に生まれたわたしを
いったん葬った日。
自分勝手な「すき」はもう限界で
ああ、前に進まなきゃって思って。
もうここにはいないけど
心のどこかにのこった面影が
たまに顔を出す。
上書き保存て、できるんだろうか。
恋か愛かはわからない。
わたしがあなたを想った日々。
「すき」だった人。
